みなさんこんにちは!鹿児島県共生・協働センター、ココラボです!
昨年度ココラボでは、県内での地域づくりや社会課題解決に関する活動に役立つオンライン講座を開催しました。
今年度は、昨年度実施したオンライン講座の内容を抜粋して、解説レポートとしてお届けします!
第2弾は、「活動を進めるための資金調達と情報発信について」です。
本日は後編として、「資金調達と情報発信の関係性とコツ」についてお届けします!
前編では、資金調達にも様々な種類と特徴があることをお伝えしてきました。後編では、資金調達と情報発信はどう関係しているのか、非営利活動においての資金調達と情報発信のコツをお伝えしていきます。
ぜひご覧ください!^^
目次
1、資金調達と情報発信の関係性
2、非営利活動においての資金調達コツ
3、非営利活動においての情報発信のコツ
4、視聴用動画について
1、資金調達と情報発信の関係性
資金調達と情報発信の関係性ですが、まずはお金をかけずに、情報を定期的に発信します。ここではこまめに情報を発信することで、繰り返し触れたり、見ることによって好感度や印象が強まるそうです。(ザイオンス効果)
その発信を見ることによって、興味を持つ人や共感者・応援者が増えます。そしてお店やサービスを開始させた時には、お客さんになったり、資金調達に協力してくれたり、一緒に手を動かして手伝ってくれる協力者になってくれます。また、定期的に発信をすることにより認知度が上がり、メディア取材につながることで、もっと広く情報を発信することができて、更に共感者や応援者が増えてお客さんや協力者へとつながっていきます。
資金調達が必要になってからのSNS発信はあまり良い印象を持たれないこともあるそうです。普段から情報を発信して、共感者や応援者をいかに増やすかが大事なポイントですね!
2、非営利活動においての資金調達のコツ
資金調達のコツとしては下記が挙げられます。
①コストを下げる方法
②コストの見直しと事業収益の拡大
③クラウドファンディングについて
それでは一つずつ見ていきましょう!
①コストを下げる方法
まず、資金調達を行う前に大事なポイントとして、コストを下げる選択肢があります。
何かを作ったり準備する際に、プロにお願いするのではなく、自分たちでできることは工夫しながら、地域の人や協力者にお願いしてDIYをすることでコストを抑えることもできます。また、物品の寄付などもコストを抑える方法の1つです。
他にも事業規模の縮小が考えられます。人口減少社会という前提のもとで、今の事業が適正かを見極めましょう。その際にチーム内で今後のビジョンや役割分担を明確化・共有することが重要です。
これらを行う上では、地域との連携やSNSの活用が重要になってきます。
調達とコストの適正化をセットで考えることがポイントです!
②コストの見直しと事業収益の拡大
コストの見直しで最優先するものは、固定費や消耗品費、原材料費、人件費です。地道なようにみえますが、少しでも月々の出費を減らせないかを見直すことが大切です。新しく必要になったものは、物品寄付を募れないか、必要最低限の機能でスペックを落とせないか、代替案はないかを考えることが大切です。
収益拡大については、まずは価格の適正化です。安くしてしまうと利益が少なくなり、自分の収益を減らしてしまうだけではなく、周辺地域の相場も下げてしまうことにつながります。2つ目は、合わせ買いの導線をつくることです。1番買いたかった商品と関連する商品も購入していただく工夫をすることで、収益の拡大につながります。
③クラウドファンディングについて
クラウドファンディングについては、上記画像で準備中・実施中・終了後に分けて、流れについて説明しています。準備だけでも、かなりの工数があります。取り組みやすさはあるけど、手間と費用がそれなりにかかるので決して手軽ではないのが特徴です。終了日の翌月末以降に口座に振り込まれます。手数料はサイトによってそれぞれ違うので確認が必要です。
最後にクラウドファンディングといっても、様々なプラットフォームがあります。返礼品のある購入型クラウドファンディングや寄付型のクラウドファンディングなどがあります。それぞれの強みがあるので、自身にあったものを選ぶことが大切です。
また、クラウドファンディングは信用の可視化です。これまでの情報発信や、コミュニケーションが影響してきます。
非営利活動においての情報発信のコツ
まずはSNSの種類や特徴としてどんなものがあるか画像でみていきましょう。様々なSNSがありますが、それぞれ使用している年代が違ったり、強みや弱みがそれぞれあります。
共通するコツとしては、
①ハッシュタグ#の活用をすることで拡散力がうまれる
②発信内容がだれかのメリットや共感性をうむ内容か
③投稿からWEBに誘導するなど次のアクションへの導線づくり
④定期的な投稿と魅せ方の工夫
⑤どの年代がターゲットなのかの媒体・機能の使い分け
が挙げられます。
最後にメディアへのアプローチです。新しいサービスを開始させたり、イベントを開催する時などは、プレスリリースを送ります。プレスリリースとは、報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表のことで、メディアに掲載してもらうことを目的としています。
メディアへのアプローチ方法は、上記の画像の流れが一般的です。はじめに、イベントの開催や新しいサービスを開始する際に、お知らせのプレスリリースを送ります。興味を持った記者さんから連絡が来て、当日の取材を迎えます。そして当日は、記者さんと今後直接連絡をとったり、情報の提供ができるように、信頼関係を築き、コミュニケーションをとることが大切です。最後に、自分が常にネタを持っていたり、記者さんがいざという時に連絡・相談できる存在になることが大切なポイントです。
4、視聴用動画について
講座の開催内容は、視聴用動画として公開をしています。視聴にあたっては、こちらから事前申込をお願いいたします。
申込が確認でき次第、担当よりメールにて動画視聴についてご案内いたします。
以上、「活動を進めるための資金調達と情報発信について」でした!^^