
みなさんこんにちは!鹿児島県共生・協働センター、ココラボです!^ ^
ココラボでは、教育・福祉・地域づくり等様々な分野における自発的で主体的な社会貢献活動を応援しています。
そこで今年度ココラボでは、この考え方やスキルは地域づくりを行う上で必要なのではないか!?というものを取り上げ、発信させていただきます。
今回は第2弾として、『プレスリリース』についてお届けします!
「活動をもっと多くの人に知ってほしい」「イベントの参加者を増やしたい」など、地域づくりを進める中で、情報を広く届ける方法を探している方も多いのではないでしょうか?
プレスリリースは、そんな悩みを解決する心強いツールのひとつですので、少しでもみなさんのお役に立てることができればと思います!
※この記事は、2024年1月20日(土)に開催した、ココラボオンライン講座を参考にしているので、講座の動画をご覧になりたい方はこちらから事前申込をお願いいたします。申込が確認でき次第、担当よりメールにて動画視聴についてご案内いたします。
そもそもプレスリリースとは何なのか?
プレスリリースとは、新聞やテレビ、ウェブメディアなどの報道機関に向けて送る「情報提供文書」のことです。メディアがニュースとして取り上げる素材を提供する役割を果たします。
プレスリリースの目的は、地域の活動やイベントを広く知ってもらい、関心を引くこと。活動を知ってほしい!イベントに来てほしい!という時には、SNS、口コミ、チラシ、メルマガ、マスメディアなど様々ありますが、マスメディアに取り上げてもらうために作成する文書がプレスリリースです。
書き方、打ち出し方の基本を習得することで、メディアに取り上げられ、取組を多くの人に知ってもらえる可能性が高まります。
また、リリースを書く過程は、自分たちの思いや取組を深掘り、簡潔で伝わりやすい言葉にまとめる作業であるため、メディアだけではなく様々な人に「伝える力」を磨くことにもつながるんです。

プレスリリースを作成した後は、記者クラブにプレスリリースを出します。この記者クラブへ出すことを、「投げ込み」とも言います。
投げ込まれたプレスリリースは、記者クラブの加盟社(新聞社やテレビ局、ラジオ局など)に送付されます。直接メディアにアプローチすることもできますが、記者クラブに投げ込むことで自動的に全メディアに受け取ってもらえるので、効率的で効果的なことが多いです。
受け取ったメディアは、プレスリリースをきっかけに取材の問い合わせをして、取材につながるということになります。
この時に大事なのが、
- 誰に知ってほしいのか
- いつ知ってほしいのか
- どんな行動をとってほしいのか
の出口の明確化です。そのためのリリースの、内容・タイミング・出し先を考えましょう。
例えば、若者向けのイベントをするのに、読者層が上の世代である新聞で発信するのはどうでしょうか?
SNSで広告をかけて発信をした方が届きそうですよね。このように、本当に届けたい人とメディアの相性を考える必要があります。その為にも、出口の明確化が重要です。
メディアに取り上げられるまでの一連の流れ

次に、メディア露出までの流れです。
まず初めに、出口の明確化と、そのためのリリースの内容・タイミング・出し先を考えます。ステップ2でプレスリリースを書き、ステップ3でプレスリリースを出します。出す方法としても、記者クラブへの投げ込みや直接メディアや記者さんに渡す、配信サービスに投稿するなどが挙げられます。
プレスリリースの書き方や雛形については、2024年1月20日(土)に開催したココラボオンライン講座で詳しく紹介しています。講座の動画をご覧になりたい方はこちらから事前申込をお願いいたします。確認後、YouTubeの視聴用動画のリンクを送付いたします。
プレスリリースのコツやポイント
プレスリリースを書く際に、意識したいコツやポイントとして、”ニュースバリュー”というのがあります。
どんなにプレスリリースを出しても、メディアが「面白いな!」「これは世の中に広める価値があるな」と思ってもらえないと、なかなか取材に来てもらえません。
ニュースバリューは、”事実✖️切り口”です。

例えば、”鹿児島初!!”や、”日本最速”などがプレスリリースのタイトルに記載されていると、メディアは希少性を感じて取材にきてくれる可能性も高まります。難しく考える必要はなく、自分が出そうとしている情報の社会における価値や新しさ、何がニューストピックなのかを考えることが大切なので、意識して取り組んでみましょう。
プレスリリースの出し方について
最後に、プレスリリースを出す方法について3つご紹介します。
①記者クラブへの投げ込み
鹿児島には、県庁や市役所に記者クラブがあります。それぞれの記者クラブによって、お知らせできる内容や投げ込み方、連絡先が異なりますので、担当部署へお問い合わせください。他の市町村はぜひ広報課へ問い合わせてみてください。

②直接メディアや知り合いの記者に渡す
このメディアには取材に来てほしい!と思ったら直接アプローチしましょう。代表番号に直接電話をして、「リリースをお送りしてもいいですか?」と尋ね、話題に相応しい部署につないでいただきます。その後は指示に従い、リリースを送ります。
③配信サービスに投稿する
配信サービスでは、自身で書いたプレスリリースを掲載していただけます。基本的には、自身で書いたリリースがそのまま載りますし、膨大な数が掲載されているので、ローカルネタの場合はそんなに効果を期待できません。
鹿児島に特化した配信サービスとして「プレスリリースかごしま」があります。身近なリリースの勉強・鹿児島県内の話題探しにも便利です。
プレスリリースは、地域づくりの取り組みを多くの人に知ってもらうための効果的な手段です。ポイントを押さえ、実践を重ねていくことで、より良い情報発信ができるようになります。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、あなたの活動やイベントの魅力を伝えるプレスリリースを作成してみてください!
次回の「地域づくりに必要なあれこれシリーズ」もお楽しみに!