こんにちは!鹿児島県共生・協働センター ココラボです!(^^)/
3月13日(日)にココラボ外部アドバイザー講座「働き方を変え、暮らしを変えるまちの仕掛け」をオンラインで開催しました。
ココラボ外部アドバイザー講座とは、県外の地域づくりやソーシャルビジネスの先進事例を学び、鹿児島での活動のヒントを得るための講座です。
今回は、「働き方を変え、暮らしを変え、そして未来を変える。」をコンセプトに掲げ、九州各地でコワーキングスペースなどの運営を行う九州アイランドワーク(株)代表取締役社長の馬渡さんをゲストに迎え、事業の成り立ちから実現したい九州の未来像などをお話しいただきました。
当日は鹿児島県内の地域づくりや魅力PRなどに関わりのある18名の方々にご参加いただき、参加者同士の意見交換なども含めながらの2時間となりました。
当日の様子をご紹介します。
開催概要
①日時:令和3年3月13日(土)10:00~12:00
②場所:オンライン(ZOOM)
③人数:参加者18名
④講師:九州アイランドワーク(株)代表取締約社長 馬渡侑佑さん
⑤内容:-オリエンテーション
-九州アイランドワークの目指す地域社会づくり、多様な主体の活動を支援する場づくりについて
-遊休資産の活用やネットワーク形成の取り組みについて
-グループディスカッション
-質疑応答
レコーディング動画(1時間47分)
講座内容の一部をご紹介!(一部抜粋)
当日の講座内容を一部ご紹介します!
全編知りたい方は↑の記録動画をご覧ください(^^)
【1】九州アイランドワークとは?
九州アイランドワーク(株)は、宮崎県・大分県を中心に九州各地でコワーキングスペースの運営などを行う会社です。
「旅するように自由に働く」ことを軸に、さまざまな人が交流し新たな価値を生み出す場(ワークプレイス)の開発や運営、連携の仕組みづくりを主な事業として行っています。
他に、九州各地のワークプレイスを検索・予約できるアプリの開発や、クリエイターの育成事業なども行っています。
代表取締役社長の馬渡さんは宮崎県出身。東京でのITベンチャーやコンサルティング会社勤務を経て、大分県竹田市へIターン移住し、空き家活用や商店街の活性化などを行っていました。
2019年に九州アイランドワーク(株)を設立。宮崎県の廃校になった小学校をリノベーションして事務所兼ワークプレイスを作り、自身は大分県竹田市で暮らしながらも遠隔で経営を行っています。
【2】ワークプレイスについて
さまざまな人が交流し、新たな価値を生み出す場として九州アイランドワークスが開発・運営しているワークプレイス。
その一つとして印象的だったものは、ネクスコ西日本・宮崎大学と連携した社会実験として行っている高速道路のサービスエリアでのコンテナ型の物件です。
高速道路を使っての移動途中で車内で仕事をしているビジネスマンも多いことから、サービスエリアで時間単位で使用できるスペースを開発しました。
利用率などを測定しながら、今後の働き方の提案などに役立てていくそうです。
また本を通した交流づくりを目的に、別府市立図書館の実証実験として「リモートライブラリー+」事業にも取り組んでいます。
別府市立図書館のこれまでの利用率は全国平均よりも低く、長年の課題となっていました。
コロナ禍も重なり、一か所に集まって本を読むこれまでの図書館の形ではなく、もっと身近な場所や生活になじみのある場所で「本を読む」という目的を果たせるような仕組みとして分散型図書館(図書館の蔵書を街なかの複数か所に分散させた本棚に設置する)を行っています。
たとえば、デパートのフードコート近くに設置した本棚では、食事の待ち時間に小さな子どもが絵本を手に取る姿が見られるなど、市民が本と触れ合う機会が増加したケースが出てきているそうです。
他にも、街なかの空き家を回収した図書室を作ったりと、本や働く場を通した様々な人の交流づくりに力を注いでいます。
現在、鹿児島県内では鹿屋市のユクサおおすみ海の学校でワークプレイスを展開しています。
馬渡さんは「鹿児島県内各地の地域や企業と連携しながら、取り組みを広げていきたい」と今後の展望を語りました。
オンライン講座では、上記事業についての詳しい解説や成り立ちの経緯、質疑応答などを通して九州アイランドワークスが目指す九州の未来像について詳しくお話しいただきました。
詳しくはレコーディング動画を公開していますので、そちらをご覧ください。
(本記事の上部から動画を視聴できます。)
鹿児島県内でもリモートで仕事をされる方や、ワーケーションで長期滞在される方も増えています。
今回のお話を参考に、鹿児島県内での地域づくりや魅力活用にも繋げていきたいですね!